胡蝶蘭を贈る前に色とサイズ別に種類を確認しましょう|胡蝶蘭のトリセツ
普段「胡蝶蘭」と言われて真っ先に思い浮かべるのは、白い胡蝶蘭だと思います。
その胡蝶蘭が、実は「白色の大輪胡蝶蘭」と呼ばれる種類の胡蝶蘭だとご存知でしたか?
さらに、胡蝶蘭には、白色の大輪以外にも様々な種類があるんですよ。
本記事では、胡蝶蘭の種類を解説していきます。
それぞれの種類によって、贈るのに適したシーンも変わってきます。
後半では、それぞれにおすすめの利用シーンの解説もしています。
胡蝶蘭は色とサイズで種類が分かれる
胡蝶蘭は大きく分けて、以下の2つのポイントで種類分けされます。
胡蝶蘭の種類分け
- 花の色
- 花のサイズ
さらに細かく言うと「品種」で種類も分けられてきます。
ですが、今回はまず「花の色」「花のサイズ」の2つのポイントに焦点をあてて、大まかな種類分けを見ていきましょう。
花の色別で見る胡蝶蘭の種類
胡蝶蘭といえば、白が一般的かもしれませんが、実は様々な色があります。
基本的には白・赤白・ピンク・黄色の胡蝶蘭が一般的です。
また、ギフトフラワーというオンラインショップでは、日本で1つの農園しか栽培していない青い胡蝶蘭「ブルーエレガンス」を買うこともできます。
参考青い胡蝶蘭の花言葉・値段相場は?ブルーエレガンスって知ってますか?
さらに、胡蝶蘭を特殊な技術で染色したものもあり、お相手の会社のコーポレートカラーの胡蝶蘭を贈りたいときに非常におすすめです。
珍しい色の胡蝶蘭については、 珍しい色の胡蝶蘭でサプライズ!どんな色があるの?で解説しています。
白・赤白・ピンク・黄色の胡蝶蘭はこんな感じです。
白色胡蝶蘭
白色胡蝶蘭(フォレストムーン)
こちらの記事では白色の胡蝶蘭をさらに詳しく紹介しています。
赤リップ胡蝶蘭
赤リップ胡蝶蘭(シティレディ)
ピンク色胡蝶蘭
ピンク胡蝶蘭(ハッピーストリーム)
ざらつきがなくきめの細やかな質感をもつ、明るい淡いピンクの大輪系の胡蝶蘭。
その色合いはとても上品で、品があります。
日本人が好きな色を目指して作られた品種です。
花径:12cm前後
黄色胡蝶蘭
黄色胡蝶蘭(アポロン)
こちらの記事では黄色の胡蝶蘭をさらに詳しく紹介しています。
紫色の胡蝶蘭
ホンリンローズ
こちらの記事では紫色の胡蝶蘭をさらに詳しく紹介しています。
緑の胡蝶蘭
グリーンエレガンス
こちらの記事では緑色の胡蝶蘭をさらに詳しく紹介しています。
オレンジ色胡蝶蘭
オレンジエレガンス
青い胡蝶蘭
ブルーエレガンス
こちらの記事では青色の胡蝶蘭をさらに詳しく紹介しています。
さらに、胡蝶蘭は色によって違った花言葉をもつ珍しいお花です。
胡蝶蘭を贈ることを考えている場合、花言葉まで確認しておくと役に立ちますよ。
それぞれの色の花言葉は 胡蝶蘭の花言葉を色別・種類別に解説します で解説しています。
お相手の好みの色を選ぶ楽しみもありますね!
サイズ別で見る胡蝶蘭の種類
実は胡蝶蘭は花のサイズによって4つの種類に分けられています。
皆さんが最初に想像する胡蝶蘭は「大輪胡蝶蘭」で、上の図からも分かるように一番大きな花のサイズを持つ胡蝶蘭です。
花のサイズによる種類分け
- 大輪胡蝶蘭
- 中大輪胡蝶蘭
- ミディ胡蝶蘭
- ミニ胡蝶蘭
花のサイズが小さくなると、その分胡蝶蘭全体のサイズも小さくなります。
胡蝶蘭全体のサイズが大きければ大きいほど、よりフォーマルな場面に贈られることが多いです。
逆に、ミニ胡蝶蘭などは、卓上で育て、観賞することもできるサイズなので、個人宛のギフトとしても人気です。
サイズごとの使用用途は、大まかに分けるとこのようになります。
サイズ毎の用途の目安
- 大輪:ビジネス用途(就任・移転お祝い等)
- 中大輪:ビジネス関係、個人用途(知り合いの開店祝い等)
- ミディ:個人用途(親戚、家族の長寿のお祝い等)
- ミニ:個人用途(誕生日・結婚記念日のお祝い等)
では、それぞれの種類の特徴を見ていきましょう!
大輪胡蝶蘭
皆さんが最初にイメージする胡蝶蘭がこのサイズです。
商店街の店先などで、開店の目印としてずらっと並べられている場面を見たことがありますよね。
大輪胡蝶蘭は花のサイズが約11cm~15cm以上あるものを指します。
このサイズ感は、手を広げたときの大きさほどです。
この大きな花は胡蝶蘭の最大の特徴で、豪華さや上品さなどを醸しだしてくれますね。
このサイズの胡蝶蘭は、最もフォーマルな場面で使われることが多いです。
中大輪胡蝶蘭
中大輪は、大輪より一回り花のサイズが小さく、花の直径は11cmほどのものです。
また、花自体の高さは70cmほど。
大輪の胡蝶蘭よりもコンパクトながらも、胡蝶蘭の豪華さを兼ね備えています。
大輪の胡蝶蘭がフォーマルで、中大輪は少しカジュアルなイメージです。
ミディ胡蝶蘭
そして、中大輪よりさらに小さいのが、「ミディ」サイズと呼ばれるものです。
ミディの花の大きさは4cm~9cmほどで、高さは40cm~70cmほど。
サイトによっては、ミディ胡蝶蘭と中大輪胡蝶蘭を同じ種類としているものもあります。
ミディ胡蝶蘭の中でも花が小さめのものは、よりカジュアル度が増す印象です。
ミディ胡蝶蘭の一番大きな特徴が、色・品種が多いということです。
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ミディ胡蝶蘭の種類を色ごとに紹介|胡蝶蘭のトリセツ
続きを見る
ミニ胡蝶蘭
ミニ胡蝶蘭は、マイクロ胡蝶蘭やカララとも呼ばれる非常に花のサイズが小さい胡蝶蘭です。
花の大きさは2cm~4cmほどで、高さは25cm~40cmほど。
ミニ胡蝶蘭についてはコチラの記事でも詳しく解説しています。
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人気のミニ胡蝶蘭とは?値段や人気の秘密を徹底調査!
続きを見る
ミニサイズはプレゼントで使うのももちろん、自分用に買う方も多いようです。
テーブルサイズなので、家の中で飾るのに非常に適しています。
このように、胡蝶蘭は4つのサイズで種類が分かれるということになります。
同じ種類の胡蝶蘭でも「本数」と「輪数」に注意!
同じ白色の胡蝶蘭でも、1万円~10万円台まで、様々な値段のものがあります。
値段を決める要因には以下のものがあります。
胡蝶蘭の値段を決める要因
- 茎の本数
- 花と蕾の輪数
まず茎の本数についてみていきましょう。
胡蝶蘭の茎の本数
「胡蝶蘭」と聞いてまずイメージするのはこんな胡蝶蘭だと思います。
最も一般的と言われる胡蝶蘭は、茎の数が3本の「3本立ち」と呼ばれる胡蝶蘭です。
胡蝶蘭は、基本的に1つの株から1つの茎を成長させるので、茎の数=株の数と考えて問題ないです。
3本立ちの場合、3つの株を寄せ植えして1つの鉢を作っています。
茎の本数が少ないほど値段は安く、多いほど高くなります。
贈る場面に応じた本数を選びましょう。
次に注意すべきなのが花の数(輪数)です。
胡蝶蘭の花の数
胡蝶蘭は、同じ色・本数でも少し見た目や価格が違ってくる場合があります。
その理由が、「輪数」です。
輪数が少なすぎるものについては、本数の割に控えめな印象を与えてしまいます。
ちなみに、最も一般的なのは1つの茎に10輪程度の花が付いている胡蝶蘭です。
迷ったらそれを選べば問題ありません。
3本立ちの場合は、30輪程度のものを選びましょう!
種類によって適したシーンがある
胡蝶蘭のサイズ別の種類の説明で簡単に触れましたが、それぞれの種類によって適したシーン・適さないシーンがあります。
例えば大輪胡蝶蘭は以下のようなシーンに適しています。
大輪胡蝶蘭が適したシーン
- 就任祝い・移転祝いなどのビジネスシーン
- 開店祝いなど贈り先のスペースが広いシーン
- 当選祝いなどのフォーマルなシーン
逆に、結婚記念日や長寿のお祝いなど、個人に向けたプレゼントの場合は大きすぎて贈り先の迷惑になってしまう場合もあります。
一方で、ミディ胡蝶蘭は以下のようなシーンに適しています。
ミディ胡蝶蘭が適したシーン
- 還暦や古希などの長寿のお祝い
- 銀婚式や金婚式などのお祝い
- 結婚記念日などのお祝い
- あまりスペースが取れない場合の開店祝い
このように、サイズによって適するシーンと適さないシーンがありますので注意しましょう。
また、同様に色によっても適するもの、適さないものがありますので注意してくださいね。
シーンとお相手の好みに合った種類の胡蝶蘭を選びましょう
いかがでしたでしょうか。
胡蝶蘭は、花のサイズと花の色で種類分けされています。
また、同じ色やサイズでも、茎の本数や花の数で見た目や値段が変わってくるということでした。
本数やサイズなど、組合せ次第で胡蝶蘭はかなりの種類があることになります。
胡蝶蘭を贈る場合は、最も一般的なサイズ・値段の相場を確認することも重要です。
また、胡蝶蘭を初めて贈る場合は、どこでどのように購入すればいいかわからず、不安だと思います。
そのような方は、 【初めて胡蝶蘭を買う方必見】通販おすすめランキング で挙げられている通販サイトを選ぶようにしてみましょう!